スタッフブログ
先週、年明けの勉強会に参加して来ました。
今回は『フッ化物配合歯磨剤がインプラントに及ぼす影響について』という事で、フッ素(フッ化物歯磨剤)の研究を行っている先生のお話しです。
以前このブログでも、『フッ化物が虫歯に対し有効』とご説明致しました。
2年前に、ある歯科雑誌で、フッ化物がインプラントを腐食させる、という記事が出まして、メーカーや学会が大慌てで、事実関係の確認に翻弄されたことがありました。
結論的には、現在日本で販売されているフッ化物に関しては、インプラントが口腔内に入っている方でも使用することは、問題ないということです。
ではそう言った危険性があるなら、フッ素を使わない方がいいのではないか?という意見もありますが、これからの高齢社会に必要不可欠なものである、とお話しされていました。
高齢者になりますと、歯肉が下がっていき、歯の歯肉寄りの部分(←この歯肉付近の歯質は若干軟らかいために虫歯菌の出す酸に弱い)に虫歯が多くなるため、フッ化物歯磨剤が大いに有効、との事。
子供のケアに対しても、大人とは違ったフッ化物を応用したケアが有効とお話しして頂きました。
あと、歯磨き剤を使わない方もいらっしゃいますが、出来れば使った方がいいそうです。
そうそう、一番重要と思われる部分を言い忘れていました。
歯ブラシ後のうがいについて、みなさんはどうされていますか?
歯ブラシ後のうがいは、大人、子供で多少違いはあるのですが、1,2回15秒くらいがいいそうです。
何回もうがいしてしまうと、せっかくのフッ化物歯磨剤の効果が薄れてしまうから、だそうです。
みなさんもやってみて下さい。
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