虫歯の治療について
針を刺す前に表面麻酔を塗布し、感覚をなくしていきます。
また、極細の針を使用するので、針を刺す際の痛みは感じません。
当院での麻酔注射は電動ではなく手動のものを使用しています。
手動のほうが針の向きの調節がしやすく、患者さまが痛みを感じずに、麻酔を全体に届かせることができるからです。
例えば、歯ぎしりをよくする方は、歯の下の骨密度が高く、麻酔が十分に行き届きません。そこで歯硬膜麻酔といって、場所を変えつつ入念に麻酔を行っていきます。
これにより、治療部位に十分麻酔をかけることができ、痛みを感じない治療が行えます。
当院で行う虫歯予防
お口の健康だけでなく、身体全体の事を考えて予防歯科治療を行います。
初めて予防検査でいらっしゃった患者さまには下記の手順で治療を行います。
虫歯予防の取り組み
歯科衛生士によるブラッシング指導を行います。
患者さま一人一人に合った歯ブラシや歯間ブラシなどの当て方・使い方を提案し、患者様が家庭でも十分なプラークコントロールが出来るように支援いたします。
フッ素を塗ることで歯が丈夫になり、虫歯菌の出す酸に対してより抵抗力が増します。虫歯を防ぐ効果的な方法が、このフッ素塗布なのです。
当院では歯科医院でしか扱えない高濃度フッ素を、専用のトレーを使って歯全体に塗布していきます。フッ素塗布は3カ月に一回行うことをお勧めいたします。(保険適用外になります。)
プラーク中に作り出される『酸』によってカルシウムイオンやリン酸イオンなどのミネラルが溶け出します。これを脱灰といいます。脱灰が進むと虫歯になります。
初期の脱灰部分には、唾液中のカルシウムやリン酸イオンが再び歯に戻って修復されます。これを再石灰化といいます。
フッ素が磨き残したプラークに入って『酸』が作られるのを抑えます。
歯磨き粉はフッ素入りのものを使いましょう。
また歯を磨くときは、「ながら磨き」は絶対に止めてください。テレビを観ながら、携帯をいじりながら、というのは厳禁です。磨いているところを意識していただかないと、歯に付いた汚れは十分に落とせません。
また基本的なことですが、毎日磨くことを心がけましょう。お酒を飲んだ日など、「面倒だからいいや」と磨かずに眠ってしまうのは赤信号。お酒を飲むとお口の中が乾燥しやすく、虫歯菌にとっては繁殖する絶好の機会です。
お口の中が酸性になっていると、虫歯菌が繁殖しやすいので注意が必要です。飴をよく舐める、炭酸や酸っぱいものが好き、という方は特に気をつけてください。
お口を中性に保ってくれるのが唾液です。唾液をたくさん作るためにも、ガムを噛むといったことも予防になります。
初診相談・カウンセリング
治療に関する疑問や不安にお答えします。無理に治療を進めることはありません。是非一度ご相談下さい。