スタッフブログ
開業して14年経ちますが、最近では開業当時から比べると、患者さんへの想いが少しずつ変わってきているように思います。
開業当時は、とにかく虫歯や悪くなった箇所を徹底的に治そう治そうとしていました。
でも患者さんが長く通院して下さると、それぞれに虫歯になりやすい人、なりにくい人、歯周病が酷くなっていく人、そうでない人、と分かるようになってきました。
これは長い期間、定期的に通院して頂いたからこそ分かった結果で、患者さんから沢山の事を教えて頂きました。本当に感謝しております。
その気持ちを還元したい思いもあり、
今まで診てきたその経験を活かし、新たな患者さんへの診断へつなげております。
さらに患者さんの生活背景や経済面など、お話しながら気にしながら、
定期的なケアに取り組んで患者さんの口腔内の状態が良くなる方向で
治療を進めるようにしています。
誰しも、虫歯や歯周病治療は好きではないと思います。
私自身、歯を削るのは好きではありません。削った歯はもう二度と元には戻せませんから。
不可逆的なことは出来るだけしたくないのです。
定期的なケアをするだけで、口腔内が良い状態が保てればそれに越した事はありません。
今後も、この気持ちを忘れず患者さんに向き合っていこうと思います。
ブログをご無沙汰しておりました。
佐藤歯科医院です。
佐藤歯科医院での診療は、患者さんに丁寧な治療をご提供するため、30分と決まった枠内で行っております。
しかし、時にはどうしても診療時間が伸びてしまうこともあります。
そんな時、スタッフは気を配って次に待っている患者さんの元へ行き、声を掛けてくれます。
当たり前のように思えますが、忙しい中だと余裕がなくて、なかなか出来ないことです。
待っている患者さんも、理解して頂き待っていて下さいます。
先日も最後の診療枠に検診で待っておられる患者さんの前に、痛みを訴えておられる急患さんがいらっしゃいました。
時間通りに診療台にお通し出来ない事を説明すると、『私はこの後何も予定がないから、痛みのある方からで大丈夫ですよ』とお快くお受けして頂きました。
いいスタッフといい患者さんに助けられております。
今後も一人一人の治療を手を抜かず、しっかりと患者さんと対話をしながら治療を進めていきたいと思います。
ブログをご無沙汰してすみませんでした。
親父の入退院の繰り返しや、入院していた祖母が亡くなった事も重なり、更新が出来ませんでした。
親父の入院で思った事は、やっぱり人間は食べないと生きる気力が失われるということです。
点滴ばかりで食べる事が出来ないと、病気と闘うという気持ちが薄れてしまう様です。
後、口から物を食べないと力が出ません。体力が付きません。
口から物を食べるという、日常的に当たり前に行っている行為が出来なくなった時に
食べるという行為が生きるためにどんなに大切か、思い知らされました。
生きるために食べる
食べるためにお口は重要な役割を担っております。
虫歯の治療法は、主に虫歯の進行具合によって決まります。
しかし虫歯の大きさ、範囲、患者さんの年齢や口腔環境、生活環境が異なる上、治療に関しても、担当する歯科医師による考え方が違うため、同じ虫歯の進行具合であっても同じように治療されるとは限りません。
まず虫歯の進行度から説明していきましょう。
C0 (初期むし歯〉
むし歯になりかけている段階。歯の表面のエナメル質はむし歯菌が出す酸により脱灰されている状態。削らないで回復を待つの原則。
まず歯に付着しているプラークを除去し、正しい歯みがき法や生活習慣改善の指導を受けて、定期的な検査で様子を診る。
フッ素を塗布して再石灰化を促すことも有効。
C1
歯の表面一層目エナメル質がむし歯になる状態。C0と比べて実質的な欠損が認められているため、う蝕になっている感染部分を取り除かないと進行する。
C2
むし歯が歯の二層目象牙質まで進んでいる。場合によっては冷たいものでしみる事がある。
C3
むし歯が歯髄〈歯の神経〉まで達し、多くの場合、歯髄まで感染が及んでいる。そういった場合には歯髄を取り除き、根の中をキレイにする根管治療が行われる。
C4
むし歯が大きく、歯の見える部分がほとんど感染してしまっている場合には抜歯になる可能もある。出来るだけC3と同様の根管治療をして歯の保存に努める。
以上、一般的な虫歯の進行具合になります。
治療法に関しては、初めにご説明した通り歯科医院/歯科医師によって方針が異なります。
佐藤歯科医院では、なるべく『削らない』 『抜かない』 『痛くない』をモットーに治療法を選択し、患者さんの歯そのものを出来るだけ残す事を心がけております。
あけましておめでとうございます。
2017年 今年も佐藤歯科医院を御愛顧賜りますようお願い申し上げます。
昨年12月は徳島へ学会出席や親族のお見舞いなどであっという間に年末になってしまったためプログを書くことが出来ませんでした。
今年も患者様により、良い口腔環境で毎日を過ごして頂けるよう努力して参りますので、よろしくお願い致します。
佐藤歯科医院で初期むし歯を治療する場合、出来るだけ歯を削りたくないため、まず口腔環境を整えるに重点をおきます。
むし歯の治療だけではなく、お口の治療全般に言える事ですが、お口の中がきれいになってない状態では何でも治療はうまくいきません。
唾液の中に『唾液緩衝能』という働きがあります。
『唾液緩衝能』はお口の水素イオン値/PHというものが異常をきたした際、正常値に戻そうとする働きをもっています。
酸性とアルカリ性がありますが、お口は中性に近い値です。
むし歯になり易い環境が酸性です。
食事をすると唾液PHは酸性に傾きます。それを『唾液緩衝能』が中性へ戻す働きをしてくれるのです。
ところが、食事をしておやつを食べて、また食事をして. . . . . ダラダラ食べ続けると『唾液緩衝能』の働きも弱ってきてしまいます。
そうなるとお口全体が酸性に傾き、むし歯になりやすい状況になってしまいます。
初期むし歯はこうして酸性に傾いた口腔環境や磨き残しがあって、歯の表面を脱灰して出来るのです。
初期むし歯の治療法はまず、生活習慣の改善と口腔環境の改善。
口腔環境の改善が見られたら、フッ素塗布やフッ素が入った歯磨剤を用いてケアしていくことが初期むし歯の再石灰化につながると思います。
初期むし歯の治療法は、むし歯治療全般のケアとしても重要になってくるのです。
お口の中の環境を整えることは、虫歯予防・歯周病予防につながりますし、全身にとってもとても大切な事と言えます。
先日、滅菌機器を新たに購入致しました。
今まではタービンといって、皆さんが嫌がる『キーン』という、あの削る道具の水の通る管の中までは滅菌が難しいとされてきました。
最近ではそういった処まで滅菌出来るようになった機器が増え、使っている先生方にもお話を聞く機会があり、良いものであったため、購入することにしました。
短時間で滅菌が終わるため、使い勝手もいいです。
ただ付属する機材が場所を取るため、佐藤歯科医院のように狭い医院ですと、置き場所に困ります。
うちは大変困りましたTT
今後も設備投資を医院の財布と相談しながら行っていこうと思います。
毎年お盆と正月は沖縄に行きます。
子供も中学生になり、夏休みの部活の合宿があるため短い旅行となりました。
親戚家族の友人達に交じってビーチパーティとスイカ割り
次の日は平和記念公園の中の平和祈念資料館で沖縄戦についてお勉強
帰りに古民家のカフェで大好きな沖縄そば
カミさんと長男は部活の合宿のため帰宅。娘と二人で美ら海水族館へ
そして大好きな沖縄そば
いい夏休みになりました
先日父の日に子供達からお手紙を頂きました。
そういえば、長男がお腹の中にいた時から開業でしたので、ちょうど医院と長男は1年違い。
その長男がもう中学生ですから、時が経つのはあっという間です。
13年間、昔はどうか分かりませんが、このご時世、医院経営は大変です。
現在は良いスタッフにも恵まれ、より良い治療を今後も頑張って通って下さる患者さんに、これからも引き続き届けていきたいと思います。
初診相談・カウンセリング
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